そのまま別れるには余韻が足りなくて - ぷにぷに電機, 80KIDZ『残照』|渋谷で君を待つ間に|カワムラユキ
誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
バーカウンターに置かれた加湿器からは生温い風
まばらな人影から滲みでた優しさや哀しみは右往左往して、揺れるたびに無色透明な夜風の中に消えてゆく
真っ白で純白の運命が、店の片隅の開け放たれた窓から
忍び込む外気に混じり合って、いつの間にか行き先を
幻冬舎plus
0コメント