足りなすぎる時間の淵で - 石川セリ『手のひらの東京タワー』|渋谷で君を待つ間に|カワムラユキ
誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
春の夜風に誘われて、少し奔放な想像を膨らます午後9時過ぎ
いつもより優雅で優しい君の仕草は、車線変更を忘れてもそのままに
最近はアルコールの量も少なくなって、独り言が増えて、何だかつまらなくなったって
長く交わした軽口も、歳を重ねるほどにまろや
幻冬舎plus
0コメント