茶番を演じるくらいの軽薄さで、僕も君みたいに - 折坂悠太『坂道』|渋谷で君を待つ間に|カワムラユキ
誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
禁じられることに慣れたと思い込めた身体は、怒りに似た静けさを指先に漂わせて
日常の沈黙にささやかな思い出を偲ぶたびに、人知れず泣き崩れた
反抗心を代謝すること、傷つくことに抗わない心は
軽々しい優しさに浮ついて、君の頬をかすめる闇のように、あざ
幻冬舎plus
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