そのときめきが毒と知っていても - 浅川マキ『POSSESSION OBSESSION』|渋谷で君を待つ間に|カワムラユキ
誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
ひたひたと忍び寄る12月の闇
痩せすぎた体を包み、やがて心までも
欠けた茶碗で飲み干したスープのような、容赦なく指先へと波打つ寒波
もうこれ以上は暴露する過去などないと、現実の虚しさは、ある種のフェティッシュで
自分は過去に生
幻冬舎plus
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