幻冬舎Plusにて連載中の音楽エッセイ「渋谷で君を待つ間に」更新。

誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。 そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。     あとでねって電話で話して、微熱まじりの溜め息でiPhoneを濡らした 渋谷駅早朝の埼京線、片っぽづつのイヤフォンで目を閉じて、この世界との接点を閉じて、そっと   人生の選択をシャッフルで済ませられるほど、お気楽な情緒に囲まれて生きられたわけじゃない