誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
心深く触れ合い、満ちてゆく肌と肌
微かに汗ばんだ産毛にまで、密かに滑り込む残暑の残り香とか
フローリングに脱ぎ捨てた君のソックスと、昨日までの海遊びで空になったサンスクリーン
淡い夢のように、夏の終わりなんて、一瞬で過ぎ去ってゆく
 
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