乾杯をする度に、この夏にサヨナラを告げているようで - 七尾旅人 featuring 大比良瑞希『ドンセイグッバイ』|渋谷で君を待つ間に|カワムラユキ
誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
短かった夏が終わり、雨上がりの秋晴れの日曜日、それぞれの夜を越えて
暗闇で鳴く蛍のように聞こえる寝息は、いつもより和やかで息遣いの安らぎは深く
耳元のイヤフォンからの音楽は、そっと優しく疲れた体内に忍び込む
夜行バスで月曜日の朝が待つ渋谷へと帰
幻冬舎plus
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