思い出も過ぎゆく月日に照らし合わせれば - 井上陽水『黄昏のビギン』|渋谷で君を待つ間に|カワムラユキ
誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
金曜日の渋谷駅、夜が深まるにつれて、マスクの下の笑顔の比率を数えるほどに
乾燥した手袋の中、親指のささくれを気にかけて、明日の予定に落ち着かない君のソワソワが
直前まで旅支度をしない僕にまで、じんわりと伝わってくるよ
君とは初めてづくしの一年で
幻冬舎plus
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