幻冬舎Plusにて連載中の音楽エッセイ「渋谷で君を待つ間に」更新。

誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。 そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。     突然の通り雨が、道玄坂の上から下へと、誰かが捨てた念を洗い流して 平坦で平和な感情に退屈した人は、傷つくことさえ夢と感じた   未開の地で人目を気にせずに、優雅に漂う新鮮な空気を吸い込みたい 体内を緩やかに巡る血潮や水分を、もっと躍動的に漲らせたい