指折り数えて、目前の景色の純度と彩度を上げて - 中谷美紀『クロニック・ラブ』|渋谷で君を待つ間に|カワムラユキ
誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
皮肉好きのピエロが王様に媚を売るように、漆黒の闇に適当な光をレフ板の要領であててみて
普段は傍観者のカラスでさえも嘆く有様に、虚無と敗北に囚われた姫君も涙を頬に滲ませた
この世界は抑圧によって牙を抜かれた反逆者の子孫ばかりで、熱情は古ぼけたフィル
幻冬舎plus
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