静かな雨の匂いは、簡単に思い出せるのにーサスケ『雨の遊園地』|渋谷で君を待つ間に|カワムラユキ
誰かを待つ時間、その人が来たときの第一声を考えたり、そのあとの時間に思いを馳せたり、あるいはメールチェック、SNS、携帯ゲームなど、過ごし方はさまざま。
そんな「待つ時間」にそっと寄り添う音楽をモチーフに、DJ、作詞、音楽演出など幅広い活動をしているカワムラユキさんに言葉を綴っていただきます。
公園通りを抜けて、待ち合わせ場所のミヤシタパークに向かって
小さな夏の嵐のような天気はずっと続いている
排気ガスと夏の匂いが肌にまとわりついて、汗ばんで前髪はボサボサに
レインシューズを履くのは何故か恥ずかしくて、濡れても構わない長い付き合いの
幻冬舎plus
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